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神の使いを食す季節

ハタハタは最高に美味と思うアラカンです。

ハタハタとは鰰のことで、

神様から遣わされた魚です。

神掛かった由来は、

雪下ろしの季節、

いわば、

日本海で雷の鳴る季節になると、

産卵のために海岸に押し寄せることから、

雷神の使いとして見なされたおサカナさんです。

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肉が少なく、しかも粘り気があって、

メスの抱えた卵が独特な触感ですので、

好き嫌いが別れる魚でもあります。

身の美味さはどの魚よりも美味いし、

卵(ブリコ)の触感はたまんねっす、

と当方は思うわけです。

2018年まで住んでいたソウルでは10月~1月初旬まで

25㎝程度のメス10匹が300~500円程度で市場に並んでいました。

当方が子供の頃は秋田から塩漬けが送られて来たり、

都内や横浜の魚屋でも季節ものの、

安い魚として売られていましたが、

近年の漁獲量の自主規制により、

日本ではとんとお目に掛からなくなりました。

昨年は、都内のデパ地下で30㎝以上の大物が

2匹で1500円でしたが、この価格では手が出ません。

神の使いだけに今や高級魚です。

こうして、資源が枯渇していくのですね。

美味しいものから絶滅していくのかな。



by bokka-jin | 2019-10-19 14:43 | Comments(0)

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