テムズバリアを見に来たら…
2018年 08月 30日
昨日の画像は、北海の高潮による洪水からロンドン守るために作られたテムズバリアです。
先日、北海の海岸沿いを旅したこともあって、「どんだけのもんよ?」
と思って観に行きましたら、
相当なもんだったので、いずれ、どこかで記事にします。
で、その際に見た景色がこれ。
pontoon駅の南側にテムズバリアがありますが、
これは同駅の北側の景観。
港湾都市の廃墟です。
DLRという都市型交通機関から撮影しました。
現在、この2つの建物の周囲は立ち入り禁止となり、
再開発計画の真っ最中です。
この2つの建物は歴史遺産として残り、
且つ、
この2つの建物の間にあるドック(船着き場)は、
景観遺産として残るという都市計画が立てられています。
この2つの建物が残した歴史的意義は
第一次大戦からの復興であり、
大型船時代にマスプロダクツの貿易を支えて、
第二次大戦後まで、
実際には貧しかった大英帝国の庶民の寄る辺となった
システムであり、インフラであったということです。
壮観なテムズバリアの背景にはこんなものもありました。
韓国のマチアルキ師匠に見せたい物件のひとつであります。
失われるアイコンの魂を感じてこそ、
将来のアイコン足るものが見えて来るのですね。
テムズバリアは2017年のノーベル文学賞に深く関与しているので、
その話もまた、記事にします。
by bokka-jin
| 2018-08-30 08:07